スポンサーリンク

③子宮筋腫~手術までの過程

子宮筋腫による過多月経のせいで、貧血で、疲れやすくて、顔色も悪くて、つめも折れやすいので手指もぼろぼろ・・体調は本当に絶不調でした。
ただ子供の中学受験で、忙しく自分のことは後回しにしていました。
婦人科医には子宮摘出を最終的には勧められる段階でも、いま入院するわけにはいかないとすごく悩んでいましたね。

2011年11月 子宮筋腫を小さくするためにリュープリン注射

子宮筋腫も小さくしたいし、出血も抑えたい・・

婦人科で相談してホルモン注射(リュープリン)で生理を半年止めることになりました。

半年間ホルモン注射したけど、結果的には私の場合完全には生理を止めることはできなかった。

注射なんてほとんど意味ないくらいに常時生理の出血はかなりありました。

その結果、ヘモグロビンが6.9しかない。

階段を上がるのもぜいぜい言うほどだったから、貧血治療で鉄剤の注射にも2日に1回のペースで婦人科に通うことに。
貧血のため血管が細くなっているのか、なかなか注射が難しかった。

やりなおしもしばしばで、すっかり注射が怖くなってしまった。

今では注射器を見ると感情的に委縮していまい、血管も細くなるみたいでまずます注射がしにくい体になりました。

この注射に1回350円くらいかかりましたが、1週間に3回ぐらいのペースだったので、医療費もばかになりません。リュープリンのある時は1万超えでした。

普通の貧血治療はフェロミアやフェルムなどの鉄剤を服用すればいいんですが、私の場合胃炎があってどうしても胃が痛くなってしまい、服用することができなかったので注射することになったのです。


2011年2月 貧血はすこし改善、しかし過多月経はひどくなるばかり

鉄注射を継続したおかげでヘモグロビン8.5まで上がってきました。
これでもまだまだ貧血状態で体調は良くなかった。
リュープリン注射でも生理はまだ止まらずにひどい出血が続いていた。
体はだるいけど受験生の息子の塾の送り迎えも毎日しないと行けないし、フルタイム勤務で責任者だし気力で頑張っている毎日でした。


2012年2月 注射の副作用で更年期症状現れ始める、過多月経もひどい

ホルモン(リュープリン)注射3回目。
この薬は更年期障害状態になるため、すごくイライラ、またプチうつ状態でやる気が失われました。
この時、子供の受験直前。
子供が精神的に不安定にならないように、不安定な気持ちを抑えて子供にはやさしくしようと心がけました。
一人になると少しの事でイライラまたは不意に涙があふれました。
相変わらず生理は止まらずレバーのような塊の血がどろっと出るのは日常でした。
昼間は生理の血の塊はナプキンでは吸収されないので、服にもれるようになりました。
ショーツはいつもナイト用のサニタリーにガードルしてました。
寝るときは子供が小さい時につかっていたおねしょ用の防水シーツも敷いたりしていました。
しかし出血すると自分の血が下着やパジャマを濡らして冷たいので夜起きることもありました。
塊の出血にはタンポンも無意味です・・・

2012年2月 更年期症状はさらにひどくなる

自分ではコントロール出来ないほどイライラが止まらない状態。

とくに主人に八つ当たりしてしまい、自己嫌悪にもなりました。

注射のせいで、イライラするので喧嘩が多くなり、家族バラバラになるのではと不安が募りました。

2012年4月 体調が悪くなり、常に出血かとおもうほどに。

体がだるくてめまいもして、休みの日には寝込むことが多くなりました。

相変らず出血には変化なく、生理の時といわずいつも出血がある状態に。

ホルモン注射(リュープリン)は保険適応が6回しかできないので、今月で終了。

でも結局生理は止まらなかったけど筋腫は4センチくらいに小さくはなっていた。効果はあった。

ヘモグロビンの数値は11でした。

2012年5月 かなりの大出血になってくる。子宮摘出を意識し始める

久しぶりに信じられないくらいの大出血。

1時間くらい10分おき位にレバーのような血の塊がちいさい握りこぶしくらいのサイズで出てきます。

トイレに行くたびに便器の中は血まみれに・・・これにはもう子宮摘出しかないかもと・・・

よく考えたら私の母も私と同じ40代の時に子宮筋腫が10センチくらいで大出血し、そのまま手術となったことがありました。

あのときはもう全摘出しかなかったんですよね。

あの時高校生だった私は、母にトイレに呼ばれてその大出血を見せられて、「どうしよう」と相談されたことを覚えています。

母は個人医院の婦人科に通ってはいましたが、その時の医者が本当は手術するレベルの状態だったのに、治療を引っ張って、最悪の状態になるまで我慢させていた結果らしかった。

まだ、子供だった私はちゃんと病院行ってるからと安心していたので、びっくりした出来事でした。

あの時はすぐに近くの大きい病院に行って、説明をうけて即手術しました。

まだインターネットも普及していない時代だったので、いまとなってはもっとちゃんと調べることができたらよかったのにと思います。

2012年7月 ついに婦人科医に子宮摘出をすすめられる

リュープリン注射を止めて数か月、イライラは止まりましたが、生理の時の出血は全く止まりませんでした。
車の運転中に生理の大量出血で車のシートが汚れてしまうほどでした。
もう、日常の大量出血で生理が怖くなっていました。
顔色は常に悪く、肌も爪もぼろぼろ、精神的にも参ってきていました。
そうした結果、ついに婦人科医に子宮摘出を勧められました。
2012年9月 新聞にMEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)の記事を見つける

朝日新聞にMEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)の記事を見つける。

ずっと子宮摘出を拒んできたけれど、子宮温存して症状が治まる方法があるなんて知らなかったんです。

ちょうどこの年から今まで保険適用がきかない手術(先進医療)だったのが、4月から保険が効く手術に認定されたばかりのいいタイミングで知ることができました。