私が経験したMEAの長所、短所

わたしが手術した2013年当時の病院の説明を記載しています。その当時のデータによるものですので現在は多少変更になっている点があるかもしれません。参考までに読んでみてください。

マイクロ波子宮内膜アブレーションのメリット(長所)

外科的手術ではないので、切らなくて済むということが最大のメリットです。患者の多くは30~40代と見られ、実際私が待合室にいるときもその年代の方が多いなという印象です。閉経までに子宮全摘出の外科的手術をしたくない患者さんには適したものだと思います。

切らないので、入院が短くても済むし、子宮を摘出しないため侵襲(生体の内部環境の恒常性を乱す可能性がある刺激全般のことで、感染や投薬、注射などの医療行為)が少なくてすむこと。

術後の痛みも軽度ですみます。術後、早期に日常生活に復帰できること。

私の場合はすぐに仕事復帰したかったので、MEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)を選択しました。

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マイクロ波子宮内膜アブレーション)のデメリット(短所)

粘膜下筋腫などで子宮腔の変形が著しい場合は多少の月経出血が残る程度でマイクロ波照射を止めるほうが子宮内膜をすべて処理して無月経を目指すよりも安全と考えられています。

実際私は粘膜下筋腫だったので、MEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)の手術後、毎月普通に生理はありますが、出血量が圧倒的に少ないので、やってよかったと思っています。ただこの場合は、過多月経が再発して5年以内に再度のMEAや子宮摘出が必要になる可能性が残ります(5%程度)。私は術後約5年たちましたが、いまのところそのような再手術となる状態にはなっていません。

また、比較的新しい治療法であるため、手術後の長期的な経過はまだ不明な点が残されているので、その点が心配だという方はしないほうがいいのでしょう。

このMEAは子宮内膜を壊死させるので妊娠は望めなくなりますが、妊娠する可能性は低いですがまったくないわけではありません。しかしながら、妊娠を継続した場合妊娠経過中や分娩時に危険を伴いますので念のため避妊は必要かと思います。

子宮を摘出しないため、将来子宮に腫瘍ができる可能性はあります。また子宮内膜がんが発生したときに、壊死させているため診断が通常より困難なこともデメリットです。

子宮頚管近くの子宮内膜を焼灼(しょうしゃく・病組織を焼く治療)した場合は壊死組織の瘢痕(きずのあと)が時間とともに収縮し、子宮頚管がせまくなったり、閉塞(閉ざされてふさがれること)したりすることがあります。その場合は子宮内膜が残っていると子宮留血症を発生して子宮が次第に肥大してくることがあります。子宮留血症を治療するために子宮頚管を拡張する処置が必要になります。

※子宮留血症・・子宮頚部の閉塞により子宮内部に血液がたまってしまい骨盤内部の臓器を圧迫して尿閉、頻尿など起こしたり、細菌感染する場合もある。

子宮内にマイクロ波で壊死した組織がしばらく残るため、子宮頚管を通じて膣内に細菌が入り込むと子宮内感染がおこるため、抗菌剤の治療が必要になります。