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⑨MEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)手術後の症状、結果

手術して2週間後

手術後2週間たって、再び大阪のI会病院へ。
大阪の病院までには自宅から、電車、新幹線で3時間くらいかかりましたが、体は、つらくはありませんでした。

病院に着くと婦人科の診察をして、医師は私にマイクロ波子宮内アブレーションの術後に、ひどい出血も痛みもなく経過が良かったので、ようやくお風呂(シャワーではなく湯船につかること)と性生活の許可をだしてくれました。(シャワーは術後すぐに可能でした。)

痛みも下腹部に月経痛のような痛みがでれば、鎮痛剤を服用するようにとのことでしたが、私は手術後1~2回ロキソプロフェンを服用しただけで済みました。

痛み止めでも痛みが治まらない、おりものが匂ったり、高熱がでるようなことがあればすぐに担当医に連絡することになっていましたが、そのようなことありませんでした。

術後の経過は、出血もそれほどありませんし、術後の出血は、血の混じったおりものがすこし続いた程度だったので、少量用のちいさめのナプキンでOKでした。今までの生理時の多量の出血に比べたら、この程度は出血が無いに等しいぐらいに思えました。

術後すぐに仕事に復帰し、フルタイムで働きましたが、体に負担でつらいとかいうことはなくて、むしろ今まで苦しんでいた大量出血がなくなったことでQOL(生活の質)は向上したと思います。座りっぱなしでも、大出血で、下着を汚してハラハラすることもない生活は本当にうれしくて開放された気分でした。

術後1か月 MRI検査

術後の経過を見るために子宮のMRI検査をしました。

造影剤を入れるため、化粧(金属を含むアイシャドーやマスカラなど)をしないで、朝食を取らずに検査時間の10分前に来院するように指示され、MRI取ってから婦人科の診察があり、経過は良好とのことでした。

手術した部位は壊死したようで血流は見られず、もし新しく筋腫ができたとしてもおおきくはならないだろうとのことでした。MRIは2回目なのですこしなれましたが、やっぱり少し緊張していたのか、この日は検査後疲れてしまいました。

術後3か月 治療の終了

子宮筋腫の大きさは半分くらいに小さくなったそうです。

手術は成功し経過も良好、出血は改善しました。手術前は夜用のおおきなナプキンをしてタンポンまでしても1時間持たなかったのが、普通の人みたいに普通の昼用ナプキンで余裕でもつようになりました。これってすごい。私は以前から生理は定期的にきますが、術後は出血量はかなり少なくなりました。

先生が遠方だからと大阪まで通うのは大変だろうとわたしの地元の医師に紹介状を書いてくださいました。治療はこれで終了となりました。

万が一、このMEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)をしても出血に改善が見られない場合は子宮摘出になってしまうことになりますが、病院のホームページのデータをみるとその確率はかなり低いようです。

もし迷っている方がいるなら、あまり筋腫が大きくなりすぎないうちに、ぜひ一度受診して先生のお話を聞いてみてください。それからするしないを決めてもいいと思います。

術後6年経過して

早いもので6年が経ちました。生理は50代に入った今もまだ乱れつつ周期的にありますが、通常のナプキンで足りるくらいの出血量でタンポンもあまり必要ない程度だったのですが、最近気になるのは、また生理の出血量が戻りつつあること、レバー状の血の塊がドロッと出てくるあの嫌な感じも戻ってきつつあります。

もうすぐ閉経するであろうと思われますが、このまま出血が戻ってしまうのではないかと心配になっています。

現在卵巣嚢腫もかかえて、大きさは4センチくらい、もしかしたらガン化することも考えたら摘出手術も考えないといけないのかなあと、まだまだ婦人科の病気と縁がきれないみたいです。

いま現在は卵巣嚢腫はとりあえず経過観察の段階です。

もし卵巣嚢腫がさらに大きくなり、卵巣摘出手術となった時に、生理の出血がさらにひどくなり子宮も摘出となったとしても、6年前にしたMEA手術のことは後悔はしていません。

あの時(2012年)は中学受験やいろいろと忙しくて、とにかく家族(特に子供)のことを最優先としたかったので、入院や術後の安静などに時間を取られたくはありませんでした。

当時の婦人科の主治医からは開腹での子宮全摘手術をすすめられていましたが、体力の回復に時間がかかるのが嫌でした。

当時、開腹しなくても子宮筋腫による過多月経を治療できるMEAは保険適用になったばかりで、執刀できる医師が地方には少なかったので、他県でMEA手術のできる病院を探して、短時間で回復できるMEAをあの時の選択としてはよかったと思っています。

MEA手術をした当時には、腹腔鏡下子宮全摘手術はまだ一般的ではなく2014年から先進医療として適応、さらには2018年4月からは保険適用となり、体に負担の少ない手術ができるようになり、子宮筋腫、過多月経などの患者としては手術の選択肢が増えて、良かったと思います。

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